人生が一度きりだとしたら、あなたはどのように生きていきたいですか? 長崎県小値賀町は、本土の佐世保市からフェリーで片道約3時間かかります。 決して近いとはいえないその島に毎年 多くの旅人が訪れます。彼らは、「この島で暮らしたい」と口を揃えます。そして、それぞれの生き方を求め、再び小値賀へ向かうのです。旅人は、この島の何に惹かれているのでしょうか。その答えを探しに、まずはこのページをゆっくりと読んでみてください。あなたらしい生き方のヒントがきっと見つかるはずです。
小値賀ってこんなところ
豊かな自然と人の温かさに包まれた豊かな島の暮らし
小値賀には、なにもありません。観光するところも、リゾート施設もコンビニもありません。あるのは自然と共存し、身の丈にあった暮らしのひとつひとつ。島の自慢の自然や食文化、そして温かい人の心は、形を変えず脈々と受け継がれ守られてきました。そんな懐かしい日本の原風景はたくさんのことを教えてくれます。
自然の恵み
小値賀は、島を取り囲む綺麗な海から獲れる新鮮な海の恵みや、その海から絶えず吹いてくる潮風に育てられた肥沃な赤土の畑から生まれる豊富な食材に恵まれています。漁港に行けば、新鮮な獲れたての魚が手に入り、家の畑では季節ごとの元気な旬の野菜が育っています。小値賀の自然の恵みをみんなで分け合う喜びを島の人々は知っています。
歴史
大小17の島々からなる小値賀諸島は、はるか太古の昔、火山の噴火によって形成された火山群島です。小値賀島の地形は、火山により形成された特有の海岸・海底や平坦な地形であるため、古代から人々が住む事が出来たと言われています。遣唐使の時代から、大陸と日本を繋ぐ重要な寄港地として栄え、豊富な海の幸や様々な農作物を作ることができる風土の中で島民たちは自然と共に現代まで生き抜いてきました。また、本島から東端の2キロ東に位置する野崎島の風景「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」及び「野崎島の集落跡」は、2011年から「小値賀諸島の文化的景観」として国の重要文化的景観に選定されています。
人とのつながり
長い歴史の中で、海を介して様々な国や地域の人々と出会い時代を生き抜いて来た小値賀島の人々。よそものを受け入れる、おおらかさやあたたかさは、そこから代々受け継がれ培われてきたのかもしれません。島では、みんな家族のようなもの。適度な距離感で着実に信頼関係を築きながら、お互いを見守って生きています。また、島でとれた自然の恵みは、島のみんなで分け合いながら、お互いを思いやる心と文化を育んで暮らしています。
小値賀島で暮らす方々と移住者の方々の対談を綴った「小値賀島で生きる」では、島の方々がお互いの関係性を大切に育みながら、幸せに暮らす日々について書かれています。ぜひ読んでみてください。
まずは小値賀に行ってみよう
雄大で美しい独特の景観、暮らしている人々の温かさ。小値賀島の豊かな魅力を、島に来てみて、まずは感じてほしいと思います。初めて訪れたのに「ただいま」とつぶやきたくなるような、懐かしい日本の原風景が残る島として「日本で最も美しい村」にも選ばれています。
小値賀ってどこにあるの?
小値賀に泊まる
小値賀では、宿泊のカタチもさまざま。 あなたの旅にぴったりの宿をお選びください。
・民泊
・古民家ステイ
・古民家ゲストハウス
・旅館、民宿
・野崎島自然学塾村
詳しくは、「おぢか島旅」でご確認ください。
小値賀で暮らす
小値賀町では「荷物持って明日から小値賀に行きます」というような方は申し訳ございませんがお断りしています。島での生活は理想とは違うこともたくさんあるため、一度下見をしてもらって、その後何度か通ったりしながら、地元の先輩移住者の話を聞いて、移住への動きを具体化してもらうことをおすすめしています。それが移住される人にとっても、新しい人を受け入れる地域の人達にとってもプラスになり、円滑なコミュニティが形成されるためです。
移住までの流れ
1.問合せ 「移住者相談ワンストッ プ窓口」へお問い合わせ下さい。
2.下見 ぜひ一度、島へお越し下さい。
下見の際は、担当がご希望に添う滞在スケジュールをご提案します。
住居の紹介、島での暮らしについて案内等をさせていただきます。
3.住居 住居を決めましょう。
小値賀町には、民間の不動産屋さんがないため、住むとしたら町営住宅か空き家となります。町営住宅は、「町と個人」の契約ですが、空き家は「個人と個人」の契約となります。
※空き家バンクに登録された物件は町が仲介します。
4.引越し 引越しをしましょう。
島へ生活用品を送るには、次の方法があります。
1.引越し業者 2.運送業者 3.宅配
※カーフェリーが博多港と佐世保港からでています。
5.移住 小値賀での暮らしがはじまります。
引越し後は、まずは近所への挨拶をしましょう。地区会長さんのところへ挨拶に行くときは、担当が同行します。小値賀町では、人と人のつながりをとても大切 にします。地域になじむためにも、地区での清掃活動やお祭り行事などに少しずつ参加していきましょう。また、年に数回移住者交流会も実施しています。 島暮らしで悩みがあるときは、気軽に担当へご相談ください。
住まいについて
小値賀町へ移住をご希望の方へ、小値賀町では大きく分けて「お試し住宅」「空き家バンク」「町営住宅」の3タイプの住居をご準備しております。
■定住促進住宅
移住前に、まずは実際に小値賀での生活を体験していただくことを目的とした住宅です。短期滞在型(1ヶ月以上3ヶ月以下)のものと、U・Iターン希望者の方が定職を探す間などに利用できるよう長期滞在型(3年以下)のものがあります。
短期滞在型のお試し住宅には、炊飯器やテレビ、食器、洗濯機、布団、エアコンなどの備品が完備されており、お風呂やトイレなどの水回りも整備されています。
■空き家バンク
「空き家バンク」とは、空き家の賃貸・売却を希望する人から申込みを受けた情報を、空き家の利用を希望する人に紹介する制度です。
※小値賀町では、空き家バンクに登録された物件に限り、空き家を改修したい人向けに改修費用の補助をしています。補助要項について詳しくは、職員へお尋ねください。
■町営住宅
小値賀島内には現在約90軒の町営住宅があります。 満室になっていることが多いのですが、異動などで島を離れたりする時に空きが出た場合は、町内放送や回覧板などで募集をかけます。応募者が多数の場合は抽選となります。前年度の所得状況で入居できる住宅や、できない住宅がありますので、事前にお問い合わせください。
ただいま満室です
小値賀には民間の不動産屋さんがありませんので、まずは「移住者相談ワンストップ窓口」へお問い合わせください。
【小値賀町役場総務課企画係】
TEL:
0959-56-3111
補助制度について
■後継者確保支援事業
【事業内容】
小値賀町で後継者として就労するために必要な資格を取得しようとするものに対し、奨学資金を補助する。(業種問わず)
【対象】
・後継者としての資格を取得するための必要な 教育機関に在学する者であること。
・小値賀町での就労に意欲的であること。
・補助金を申請できる期間は、奨学生が18歳を迎える年度の4月1日から、40歳を迎える年度の3月31日までの間とする。
・奨学生が小値賀町に住民登録を有していない場合であっても、2親等以内の親族が小値賀町内に住民登録を有する場合は、その資格を有する。
【補助額】
月額10万円(上限)
※返還は卒業の翌年から上限年20万円。据置期間:5年
【補助期間】
修学課程を修了するために要する最低年限
■おぢカモン支援事業
【事業内容】
奨学金等の返済義務を抱えながら町内で就労する者に対し、奨学金の返還額を補助する。(島外出身者含む)
【対象】
・令和4年4月1日以降に小値賀町に住民登録されていること。
・補助金の申請資格選定後、初回の補助金交付日から、1年間以上本町に居住する意思があること。
・奨学金等の貸与を受けていること。(教育ローン以外の金融機関からの貸与は除く。)
・補助金の交付申請時点で、補助対象となる期間に奨学金等の返還実績を有すること。
・前居住地において税金を滞納していないこと。
・小値賀町内で就労、起業していること。
【補助額】
年額20万円(上限)
※繰上返済、利子分は除く
【補助期間】
奨学資金の返済が終わるまでの間
■農業研修制度
町では、農業振興の一環として、研修生の受け入れを行っています。研修生は給料をもらいながら、独立を目指し研修を受けることができます。
【研修期間】原則3年間
【生活支援】20万円/月 Iターン者には住宅手当(1万円/月)あり
■漁業研修制度
町では、漁業振興の一環として、研修生の受け入れを行っています。研修生は給料をもらいながら、独立を目指し研修を受けることができます。
【研修期間】原則4年間
【生活支援】20万円/月 Iターン者には住宅手当(2万円/月)あり
【活動費】20万円/年
■新規事業支援金
生業として、町内で新たに農水産商工業へ就業する方、もしくは後継者となる方(18歳以上60歳未満)を対象に、準備金として50万円を補助します。
※交付日から5年以内に事業を中止した場合は全額を、6年以降10年以内に事業を中止した場合は残存期間相当額を返還しなければなりません。連帯保証人を要します。
■若者定住奨励金
新規学卒で町内に住民票を有し、かつ町内に居住し、今後も定住する意思を持つ方、もしくは小値賀町へのU・Iターン転入者で町内に2年以上定住された方(18歳から40歳まで)に5万円を支給します。
※公務員(配偶者を含む)を除く
■経営資金の利子補給
町内で新たに事業を起こす方、または後継者になる方で公的資金の借り入れを行った方へ、3%を上限とした利子の補給を行います。
■結婚祝金
町内で籍を入れ、定住する意思のある夫婦に、結婚祝金10万円を支給しています。
■安心出産支援補助金
小値賀町には産婦人科がないので、出産に備えて事前に本土で滞在する際の宿泊費として上限1泊6000円、定期受診する際の交通費(フェリー往復)を補助します。また、緊急移送された場合の移送費として上限10万円を補助します。
■出生祝金
祝金として、第1子出産時10万円、第2子出産時20万円、第3子以降出産時30万円、小学校入学時20万円(第3子以降のみ)を支給します。
求人情報について
町では、町内の法人などで求人が出た際、回覧板で情報を発信しています。また、役場には臨時職員の登録制度があります。
【求人の多い職種】
・看護師、准看護師、介護師
・漁業、農業研修生
・建設業
・パート
・地域おこし協力隊
・観光協会 など
子育て環境について
子育てに奮闘するママ向けのサポートも充実しています!
「子どもは島の宝」という言葉が小値賀にはあります。 家庭や学校だけでなく地域で見守り育んでいく。 島ならではの子育て環境についてご説明します。
■乳幼児支援
乳児家庭全戸訪問事業として、生後4ヶ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や相談を行っています。
■子育て広場〜ぴよぴよ〜
毎週水曜日から金曜日の10時~15時に実施し、入園前の子ども達が遊びに来ています。
楽しむだけではなく、ママたちも参加するので交流の場にもなっています。
■幼稚園・保育園
平成27年度から「小値賀町立小値賀こども園」として新たに開園し、子育て体制を充実させました。
■小中高一貫教育
協力して教育水準をあげていくことと、夢の実現を12年間かけてサポートしていくことが目的です。平成20年度より全国に先駆けて取り組んでいます。
■小値賀町放課後子ども教室
平日の放課後は「よりみち塾」、土日には「山学校」が開催され、小学生を対象に宿題や遊びの場を提供したり、季節に合わせた体験活動を行っています。
お問い合わせ
私たちがご案内します!
小値賀町は長崎県で一番小さな自治体です。「美しい海」「島を守る松林」「豊かな食文化」そして「温かい人の心」は、形を変えず脈々と受け継がれてきています。
最近では農業の後継者育成制度や観光事業等の取り組みによって120名の移住者が定住し、島を活気づけています。 私たちは「移住者相談ワンストップ窓口」として、移住に関するサポートをさせていただきます。どんな小さなことでも結構ですので、気になることがありましたらいつでもご相談ください。島の人たちと一緒に、豊富な資源を活かした取り組みに挑戦したい方をお待ちしております!
まずは一度、島へ遊びにいらしてください♪
小値賀町役場総務課企画係(移住者相談ワンストップ窓口)
所在地
〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷 2376-1
TEL
0959-56-3111(8:30~17:15 土日、祝日、年末年始を除く)
FAX
0959-56-4185
メール
観光でご来島の際はコチラまで
NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会
所在地
〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷 2791-13
小値賀港ターミナル内
TEL
0959-56-2646(6:30~18:00 )
FAX
0959-56-3530
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